たこやき秘書室

三十路少女です。

手越くんへ

熱狂的なファンというわけではありません。

ですが度々手越くんに救われてきた一人の一般人として書かせていただきます。

 

自分の備忘録ですのであしからず。

 

 

会見、お疲れ様でした。

6/19の契約解除報道からずっと、今日の会見を待っていました。

 

国や企業が相手となる話の場合、個人が良く思われるような話はテレビや雑誌からは得られないと思っているからです。

手越くん自身も、自分の口から出た言葉以外は信じないでほしいと言っていたと思います。

 

会見をするからといって、手越くんは事務所のことを悪く言うようなことはしないだろうと思っていました。本当に恩を感じているように見えるからです。でもだからこそ、それ故にとても、とても悔しかっただろうと思います。

 

また、弁護士をたてたという情報が先に出ていましたが、その時点で、本当の、本質的な、核になるような話は金輪際、彼の口からはできないんだなと。そういう契約を結んでいるのだろうと思いました。

 

やっぱりその通りでしたよね。

 

核心的なことが言えない以上、

自分の夢を語ることしかできない

核心的なことが言えない以上、

単純に申し訳ないという言葉を繰り返すのも、きっと手越くんの信念に反してしまう

 

そういう意味で難しい会見だったし、何も背景を知らない人からは悲しい感想も届いたと思います。

 

世の中のすべての人間が想像力豊かなわけではないのでなかなか本当の想いというのは伝わらないものでしょう。

 

でも、そんな結末は簡単に予測できただろうに、逃げずに会見をしたこと、これが手越くんの人間性のすべてだと思っています。

 

私も一企業人で社会人も10年近くなりました。俗にいう大企業という括りの中で働いています。

 

誰がみてもおかしなことを

簡単には変えられないのが大企業で、

 

誰がみても正しいことだとしても

簡単に許可できないのが大企業だと。

つくづく感じています。

 

これは大企業が良い悪いというよりは、仕組みやそれに係る人の多さ、また社会的責任が大きいが故に仕方のないことだと理解しています。

 

本当は辞めずに、自分が持ってきた仕事を還元していきたかったと手越くんは語っていましたが、とても他人事ではないなと感じました。

 

真剣に、自分の会社の社会的存在意義について考えたとき、自分の持てる力などはすべて還元したいと思うのですがそういった考えは企業の、組織人としては失格なのかなと、10年勤めていると思ってしまいます。

 

革新的なことを求めた上司はすぐに出向してしまう。何もしない、事なかれ主義の人達が評価され、生き残る世界であることは、もうなんとなく分かっています。

 

だから

突き抜けてしまったら自分や家族の生活を守れない。でも、より会社をよくするために何かできないか。

 

そんな葛藤を抱きながら今日も事なかれ主義の波に飲み込まれているサラリーマンは私以外にもたくさんいるのではないかと、思います。

 

どうか手越くんは、どんでん返しを巻き起こして、幸せになって、より大きな希望をまた見せてください。

 

これまで以上に、応援しています。

 

****

 

彼の生い立ちについて。

 

ご本人の知り合いというわけではないので、手越くんがこれまで出してきた少々のコメント程度でしか彼の生い立ちを知っているわけではないですが。

 

今日の会見の中で、

 

「自分も家族がいるので、突然の契約解除で何も準備をしていないまま無職になるのは怖かった。」

(原文は残していませんが、このニュアンスだったと把握しています)

 

という言葉がありました。

 

彼はその後、記者からの質問で

・シングルマザーの家庭で育ってきたこと

・父親が数年前に他界していること

(お父様は60歳、手越くんは27、8くらいの頃でしょうか。)

・それ故に、お母様を扶養に入れていること

・自分が大黒柱であること

 

を言っていました。

 

また、もし自分がそういう立場でなければ、契約解除の日を何の不安もなく待てただろうという話もしていました。

 

私も、ほとんど同じ状況で暮らしているのでこちらもまったく他人事とは思えません。

 

自分がこのような状況でなければ、手放しで何でもできるのに(例えば留学や、大学受験、就職先)と…これまでの人生で何度も思う場面はありました。

 

若いから、とか、女だから、アイドルだから、とかは関係ないのです。介護が必要な家族がいたり、自分の人生ながらも若いうちから家族を養わねばならない人というのは必ず存在する。

 

でも、そういう人たちに向けられる言葉がどうしても自己責任論や、家族の努力不足などで片付けられてしまうことが多いのはとても悲しいことです。

 

私は何度もその厳しい言葉に傷つき、嫉妬心に苛まれてしまう日がいまだにたくさんあります。

 

でもそんな中で、同じ、いや、もっと大変な環境で育ってきたかもしれない手越くんが、スーパーポジティブを引っ提げて、明るい姿を見せ続けてくれたこと、

 

なんだか衝撃的でした。

そして自分が恥ずかしくもあり。

 

手越くんはそういう面でも私の希望の光で、教科書みたいな存在でした。

 

勘違いされてしまうことも多いでしょうし、人たらしなんだと思います。

 

重ねあわせてしまうのはおこがましいですが、

でも、そんなところもあまりにも他人事とは思えませんでした。

 

手越くんのような存在がこの世にいてくれてよかったと、近いうちにたくさんの人が思える、そんな世界をつくってください。

 

届く声ではないかもしれませんが、

応援しています。

 

誰よりも思い遣り深い手越祐也さんへ。

 

まだまだ、私のような凡人にも

たくさん夢を見せてください。